会社員の副業選びの条件
一つの会社だけに依存せず、収入経路を複数持つ。これが副業ワークを行う最大の動機ですよね。
といっても日中は本業稼働で忙しい会社員。どんな副業であれば会社員仕事と並行して行えるでしょうか。会社員の副業選びのポイントは3つです。
拘束時間がない(隙間時間にできる)
会社員の副業において「拘束時間がない」というのは絶対に外せない条件です。さらに隙間時間などに取り組めて、時間の有効活用ができるとなおgoodです。
本業に活きる知見が得られる
せっかく副業を行うのであれば、本業にもいい影響をもたらす仕事を選びましょう。今は会社員も在宅ワークが推奨される時代です。在宅ワークの知見が得られるかどうか、を重視しましょう。例えば、リモートツールの情報や実際に使った体験ができるかです。これらは本業にも確実に活かせます。
雇用契約ではなく業務委託契約
会社の就業規則に副業禁止規定があるか確認しましょう。副業禁止規定がある場合は、雇用契約ではなく業務委託契約で働ける仕事を選びましょう。
業務委託契約で収入を得ると、所得税を自ら申告する必要が生じますが(確定申告)、会社員としての収入とは全く別に管理できるので、会社にバレるリスクが低減します。ただし、最初から副業で物凄く稼げるというレアな方は、会社にバレる確率が上がります。
会社員おすすめ副業①気軽にスタート・クラウドワークス
クラウドワークスはクラウドソーシングの代表的企業で、登録型のマッチングサービスです。
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人、仕事を受けたい人、それぞれがインターネットを介し、等価交換する仕組みのことです。
特定の企業に属する会社員の仕事と違い、色々な発注者からの仕事を受注することができます。
単発案件から継続案件と大小さまざまな仕事があるので、会社員の仕事を行いながら、空いた時間で仕事することが可能です。
クラウドワークスは、特に選考試験はなく、登録後クライアントとのマッチングが成約すれば仕事が開始できます。
クラウドワークスのいいところは、案件数が多いことですね。また、アンケートに答えるだけなど、本当に簡単な案件からスタートできるので、初心者もとっつきやすいです。
まずはタスク案件から始めてみよう!
クラウドワークスの案件には2種類あります。「タスク案件」と「プロジェクト案件」です。
「タスク案件」は仕事が取りやすく、案件獲得競争がありませんので、まずは「タスク案件」からスタートしてクラウドワークスに慣れていきましょう。
ここで残念なお知らせが。。クラウドワークスサイトの自身の営業ページである「マイページ」には、以下の画像のとおり「受注実績」が表示されます。
残念ながら、タスク案件はどんなに案件をこなしても「実績数」としてカウントされません。「実績数」としてカウントされるには「プロジェクト案件」を取っていく必要があります。なのでタスク案件はジャブ打ちだと思ってください。プロジェクト案件が本試合です。
しかし、プロジェクト案件になると、途端に案件獲得が難しくなります。たくさんの応募者の中から、クライアントに選ばれる必要があるからです。
案件が取れないときは?
実績がないと、プロジェクト案件の獲得はなかなか難しいです。
特にバックオフィス系の仕事は、求人数が少ないがゆえに倍率が異様に高いです。このサイトはバックオフィスに役立つ情報をコンセプトに掲げているので、参考までに、バックオフィス系の仕事の応募状況を。。。

この倍率!?どこのアイドルオーディションだよ!?
これは極端な例ですが、1名の募集枠に対し少なくとも20名は応募してきます。なのでバックオフィス関係の仕事の案件獲得は、受注実績がない初心者にはなかなか難しいです。
おすすめはライティング案件!
ライティング案件は数が多く、仕事が取りやすいのでおすすめです。
ただ数の多いライティング案件であっても、やはり受注実績がない場合は案件獲得が難しいです。

なんだよ~ 結局難しいのかよ!?
シビアな現実を伝えますと、文字単価0.1~0.2円あたりであれば案件獲得可能です。

安っ!! 時給に換算すると何円だよ!?
まずは腐らずに、実績作る目的で低単価の案件をこなし、徐々に単価を上げていきましょう!
応募時の提案文も超がつくほど重要です。案件募集ページの内容をよく確認し、クライアントごとに提案文を変えていきましょう。
提案文はたくさん作ってテンプレートにしておくと、応募作業の時短になります。
マイページのプロフィール編集からメッセージテンプレートを作成できます。
私の場合こうして、少しずつ文字単価の高い案件にシフトしていくことで、利益が積みあがっていきました。
クラウドワークスの副業実績がコツコツ積み上がっていくのは、ゲーム感覚で楽しめていいですね!
会社員おすすめ副業②事務系豊富・キャスター
キャスターは、クラウドワーク スと同じようなクラウドソーシング型のビジネスモデルですが、バックオフィス系の事務タスクが豊富です。バックオフィス系の副業を探している人におすすめです。
キャスター社員への営業活動が必要
クラウドワークスは、案件探しからクライアントへの応募文の作成、提案、交渉、契約成立、と一人で行います。一人親方ですね。対してキャスターは、クライアントとの直接のやり取りはキャスターの社員が行ってくれます。キャスターの下請けという形ですね。横柄なクライアントに消耗することがないので、気持ち的には楽です。
ただ、キャスターは企業クライアントがメインです。そのため、クライアントワークを行うキャスターの社員は日中に稼働しています。ですので、最初の1カ月、1~2時間だけでも日中稼働の社員にあわせて稼働しましょう。社員に自分の存在を売り込む必要があります。
社員に存在を認識してもらえると、直指名で自分のスケジュールに合った仕事を振ってもらえるようになるので、隙間時間を活用して働く事ができるようになります。
採用試験がある
ただしクラウドワークスと違い、キャスターで働くためには、まずはキャスターの採用試験に合格する必要があります。
選考はかなり厳しめです。書類選考→筆記試験→面談はすべてリモートで行います。
採用選考をパスした後は、リモートで働くためのツールを使った研修を受けます。情報セキュリティに関する研修は、かなり本腰を入れていてテストも受けさせられます。やはりリモート環境では情報漏洩を起こさないことがとても大事ですよね。
freeeのシステムからではなく、外部クラウドシステム(セールスフォース)のセキュリティー設定に不備があったということです。外部連携は、連携先のリスクを引き受けることでもあるから慎重に実施したいです????
クラウド会計のfreee、顧客情報2800件漏洩の恐れ: 日本経済新聞 https://t.co/348M0N2Z1C
— ネコヲ@ライター経理 (@nekowo_worker) February 10, 2021
在宅ワークのパイオニア的存在といわれるキャスターは、セキュリティ研修にはすごく力を入れていて、研修内容も充実したものでした。これはかなり勉強になります。
研修を終えると、いよいよ仕事がスタートできます。仕事募集チャットに登録されている仕事一覧から、できそうな仕事を拾って、案件担当の社員へ申請を出します。最初のうちだけ積極的に応募して、存在をアピールしましょう。
ただし、キャスターの場合、やはりキャスターの下請けとして働くので報酬は低くなります。その点は直でクライアントとやり取りするクラウドワークスの方が稼ぎやすいです。
会社員として使える時間を考慮し、上手に副業を選んでいきたいですね。
まとめ
以上、「本業×副業のすすめ!相乗効果で、どちらも収入UPを目指そう!」でした。
副業選びの一番重要なポイントは、「本業にもいい影響を与えられるか!」です。
副業を始めたことで、本業に支障をきたすようでは本末転倒です。上手に両立して、本業と副業の相乗効果で、どちらも収入UPを目指していきましょう!
クラウドソーシングのおかげで、会社員も気楽に副業に取り組みやすい時代になりましたね。
コロナ禍で在宅ワークが普及している今、会社員こそぜひ副業に挑戦してみてください。