今回は、タイトルの通り、仕事をシステムツールに奪われたという体験談を話します。
ホワイトカラーの会社員どなたかの参考になれば幸いでございます。
それでは、スタート!
その日、久しぶりに仕事依頼の連絡がきた
システムに奪われた仕事とは、法人の登記に関する事務手続きです。
以前わたしは、クラウドワークスという仕事のマッチングサイトで、会社移転の登記手続きを受注しました。法務局へ提出する書類の作成代行です。
この案件、募集はしているものの誰も応募しておらず、応募者0人でした。
当時わたしは、クラウドワークスを始めたばかりで、なんの実績もありませんでした。クラウドワークスでは実績がものをいいます。
だから、応募者0人の案件であれば受注成約の可能性が高そうだと考え、この案件応募しました。
結果、クラウドワークスで、初めての実績をつかむことができました。このクライアントには本当に感謝しています。
その後、4カ月ぶりでしょうか。久しぶりに、クライアントからchatwork(初回受注時に共有)を通して連絡がきました。
今度は、代表者の住所移転登記をお願いしたい
で、そこでわたしは思ったわけです。
実は、あるシステムツールを使えば、登記手続きなんて30分で終わるんだけど、そのことをクライアントは知っているのかと。
「システム vs 人間」 の真っ向勝負を挑む
そのサービスは、こちら「リーガルスクリプトLegalScript」です。
こちらを使えば、所要時間30分で、お値段はなんと税込み3,300円です。
商売上手な方なら、作業時間との費用対効果をかんがみても、
自分がこのツールを3,300円で使用し、クライアントから5,500円いただく、という算段でいこう!
という選択をするでしょう。
以下の画像は、日本司法書士会連合会が実施した、司法書士の報酬アンケート結果です。
画像:日本司法書士会連合会 司法書士の報酬と報酬アンケート(2018年(平成30年)1月実施)より
画像からわかるとおり、登記のスペシャリストである司法書士に頼むと高くつきます。こちらの画像は役員変更登記に関してですが、住所移転登記であれば相場は10,000円ほどかと思われます。
おそらく5,500円以上で見積もりを出したとしてもクライアントからOKをとれたでしょう。
ですが、私はこのクライアントには恩がありました。
実績0の私を信頼して初契約を結んでくれたクライアントです。クラウドワークスで念願の実績1を作ってくれたクライアントです。
なので、ここはフェアに、「リーガルスクリプト」の存在をクライアントに伝えることにしました。
そして、以下のとおり、リーガルスクリプトのURLと、自身のクラウドワークスの仕事依頼ページのURL両方を伝えました。
そうです! 「システム vs 人間」 の真っ向勝負を挑むことにしたわけです。
まさかの人間勝利!?
そして、クライアントから返ってきた答えは、
こんな便利なサービスがあるんですね!知らなかったです。
ああ、ついにシステムに負けてしまうのか・・・とおもいきや、なんと
せっかくですので、ぜひ、ゆるむさんにお願いしたい
という嬉しい結果でした。
「システム vs 人間」 に勝利したんです!!!
やるじゃねえか、おい!
でも・・・・・・・・・・・
どう考えても、速さでいうならシステムで手続した方が早いわけです。それでも人間に頼みたいという事は、クライアント側にとってどんなメリットがあったのでしょうか。
どうせ一回きりの手続きなんだから、わざわざアカウント登録したくない。
使用方法を覚えるのが面倒だし、ログインIDを管理するのも手間だなあ。
といったところでしょうか。
クライアントからの意外な返答に、
まだまだ、システム導入の障壁はでかい!クックックッ・・・
とうれしくなり、思わずニヤリとした記憶があります。
そして、音信不通となる・・・・・・・
はい。そうなんです。
その後、このクライアントとは結局のところ音信不通となってしまいました。
おいおい、なんだよ~! 持ち上げといて落とすんかい!?
ガーンですよね。
実は、このクライアント。クラウドワークス上でアカウント停止処分を受けていたんです。
現在、クラウドワークスでは、クラウドワークス上で知り合ったクライアントとワーカーが直取引を行うことを禁止しています。
クライアントはおそらく無自覚だったんだと思います。さらりと直取引を依頼してきました。
で、わたしは、以下のように返信しました。
で、その後、
クラウドワークスで、新規でアカウントを作成します!
と、おっしゃってくれたんですが、それっきり音信不通となってしまいました。
おそらくですが、やっぱり以下のサービスを使用したのかと思われ・・・・・・
だって、30分でできあがるんですよ。人間に頼むよりあっという間にできあがるんですよ。
そりゃ、そうですよね。そっち使いますよね~・・・
「システム vs 人間」 の真っ向勝負。案件獲得に至らなかったため、システム側の勝利という結果に終わりました。
まあ、そうなるわな~。でもよう、いい経験したじゃねえか!
足元見つめなおすいい機会になるわな~!
おっさん!たまにはいいこと言うね~。
まとめ
以上、人間がシステムツールに負けた話でした。
なんとも頼もしいシステムが登場し、ホワイトカラーの仕事はどんどんシステムに奪われていきますね。やはり、副業を行うなど、なんらかのリスクヘッジをしときたいところです。
リアルで体験したこの記事が、ホワイトカラーの方の記憶の片隅にでもとどまれば幸いでございます。
そして、この体験は、ネタとしてブログ記事に消化して成仏させていただきましたとさ~。
おしまい!