やらなくていい仕事ばっかりしてる気がする…
その気持ちわかります。私も雑務に追われて絶賛消耗中です。
そこで、生産性が爆上がりすると噂の「イシュ―からはじめよ」を読んでみました!
「イシュ―からはじめよ」は、ビジネス書100冊分の価値があると話題の本です。
本読んだくらいで急に生産性あげられたら苦労しね~ぞ?
今回は、ロングセラーのビジネス本「イシューからはじめよ」を独断と偏見でレビューするという全く持って非生産的な要約記事になります。
ご参考に…限りなくならないと思いますが、お暇な方はお付き合いくださいませ。
そもそもイシューってなんなのか?
「イシュー」とは、簡単に言うと「解くべき価値ある課題」という意味です。
解くべき価値ある課題??
ビジネスの基本は「課題解決」であり、課題の難易度は大小さまざまです。
数ある課題の中から「価値ある課題に優先的に取り組む」=「イシューからはじめる」ことで、仕事で成果を出しやすくなるってことです。
「価値ある課題を掘り当てる」か~・・・・・
売れそうなアイドルの卵を見つけるのなら得意なんだけどな~。
その特殊能力を応用すればなんとかなるんじゃね~の?
「イシューからはじめよ」の著者安宅さん曰く、価値ある課題とは
- イシュー度→課題の答えを出す必要性の高さ
- 解の質→どこまで明確に答えを出せているかの度合い
この2軸で成り立っていると説いています。
引用画像:イシューからはじめよ
良いイシューを見つけるべく、その特徴について深掘りしていきましょう。
良いイシューの特徴 ①見つけにくい
ビジネスにおける優れたイシューは、見つけにくいのが特徴です。
コンサルタントとしてビジネスの現場を数多く見てきた安宅さんは、
ビジネスの現場において問題かも知れないと言われているなかで、本当に白黒はっきりさせるべきイシューは100のうち、せいぜい2つか3つしかない
と力強く断言しています。
100のうち2つか3つって・・・少な!!当選確率低すぎるがな!!
先ほどのマトリクスに当てはめてみると、ビジネスにおける課題のほとんどはイシュー度も低く解の質も低いものです。
引用画像:イシューからはじめよ
良いイシューは、かなりレアなんだな。
(アイドルで例えるなら10年に1度あらわれるかあらわれないかレベルの逸材ってことだな・・・・)
良いイシューの特徴 ②状況を変化させる
良いイシューは、それを解くことによって状況に大きな変化をもたらします。
状況に大きな変化??
それでは、漫画「鬼滅の刃」の鬼殺隊という組織を例に取り、具体例をお出ししましょう。
人気漫画に乗っかりゃいいっつーもんじゃねーぞ?
鬼殺隊にとってのミッションとは何か?それは「鬼を滅殺する」ことです。
その中で、最も価値が高く、解の質が高い仕事は、鬼の党首である鬼舞辻無惨を倒す事です。
引用画像:イシューからはじめよ&鬼滅の刃アニメーション
その1点を解けば、その他の鬼はすべて全滅します。鬼殺隊組織にとって、ひいては世の中にとって莫大な価値をもたらします。
オセロの角とるようなもんか!一気にひっくり返るわな!
このように、良いイシューは、それを解くことによって結果として状況に大きな変化をもたらします。
まあ「鬼舞辻無惨」を倒したから漫画終わっちゃったけどな。鬼殺ファンにとってはいいイシューとはいえねーけどな。
イシュー度を高めていく方法は?
仕事の生産性を高めるには、解の質、イシュー度の2軸を高め、マトリクス右上に向かって仕事を進めていく必要があります。
まずは、ボーリングのセンターピンのような、これを倒すと全部が崩れるという課題の見極め(イシュー度あげ)に時間と労力を全振りしましょう。
そのためのポイントは3つです。
イシュー度上げポイント① 前倒しで強引にでも仮説を立てる!
イシュー度を高めるためには、まず、強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが肝です。
仮説を立てることなく仕事を進めると、「とりあえずやってみる」といった仕事のやり方になってしまいます。
なんでそれがダメなんだよ?やってみないとわかんね~こと多いぞ?
先ほどの鬼殺隊という組織で例えます。とりあえずやみくもに雑魚キャラの鬼を何体倒そうが、状況に大きな変化はもたらしませんよね。
それどころか、立ち向かえば立ち向かうほど疲弊していくだけで、下手したら命も危ぶまれるわけです。
安宅さんは、このやり方を「犬の道」と名付けて糾弾しています。
引用画像:イシューからはじめよ
残念ながらビジネスの現場では、とりあえず目の前にある課題を解きまくる成り行きまかせが横行することは多いです。
確かに。やみくもに仕事やってたから残業多くなるし、その割には目に見える成果に結びついてなかったな..だから生産性が低いっていわれちゃうのかな、俺… (´・ω・`)しょぼ~ん。
「なんの課題を解くべきなのか」を見極めることなく、やみくもに問題を解くやりかたでは、解かなくてもいい課題を解いている可能性があります。
「これは何に答えを出すためのものなのか」というイシューを明確にしてから問題に取り組まなければあとから必ず混乱が発生し、目的意識がブレて多くのムダが発生する。
引用:安宅和人. イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
イシューと仮説立てはセットです。
イシュー度上げポイント② 一次情報にあたる!
とはいえ、いきなり仮説をたてるのはむずかしいです。やはりなんらかの手がかりを集める必要があります。
そのためのコツは1次情報に触れることだそうです。1次情報というのは、誰のフィルターも通っていない現場の生の情報です。
「事件は現場で起きている!」は名言だぞ。
仕事でいうなら、
・関係部署に直接ヒアリングする
・専門家の意見を聞く
・実際に経験してみる
などがあげられるでしょう。
現場で何が起こっているのかを見て、肌で感じない限り理解できないことは多い。間接的な報告や論文などの二次的情報では決してでてこないところだ。
引用:安宅和人. イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
イシュー度上げポイント③ 何度も「仮説→検証→改善」を繰り返す!
もちろんイシューをたてることは非常に難しいことなので、最初からうまくいくはずはありません。
イシューを見極めるのは一筋縄ではいかないと肝に銘じ、何度も仮説→検証→改善にコツコツ取り組んでいきましょう。
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なんとなくだけど、イシューからはじめよって意味がわかったぞ。
ただ・・・・
ただ?
数ある課題の中から価値ある課題を掘り当て、しかも解決へ導くってな~。
やっぱ仕事で結果を出すには、相当ハードル高いこと求められんのな。
結局なんのイシューも掘り当てられず探してるだけでサラリーマン人生おわっちまいそうだな~。 イシューって幸せの青い鳥なんじゃねーの?
まとめ
以上、「イシューからはじめよ」のレビューをお送りしました。
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「人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短い」かあ~。なるほどな~。
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イシューを掘り当てるなら、雑用なんてやってる時間ねーわな!
面倒な事は誰かに押し付けて帰~ろっと。
ゆっさ~ん!この仕事、あと頼んだ!
(俺はこのあとイシューの見極めに時間つかうから)あとやっといてね~。
ええ!?なんだよ!結局、俺が雑用係やんのかよ~?
雑用をなめたらあかん!誰かの成功の陰には、地味な雑用を行ってくれている人がいるんや!その人らに感謝せなあかんで。
引用:(誰だか忘れたけど)なんかの漫画の偉い人のセリフ
なんだよ~。「イシューからはじめよ」より、そっちの漫画のレビュー読みたかったわ。
おしまい!